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久留米医学部と福大医学部入試問題について

受験 2018.02.06 Tuesday msophia

2月1日と2日に連続して久留米医学部と副大医学部の入試が行われた。福大は2千名を超える受験者があったらしい。福大は推薦入試や地域枠希望者ですでに40名は消えてしまうから、30倍以上の倍率になったらしい。久留米は人気度では全く福大に歯が立たない。おそらく福大は今後も高倍率が続きそうである。


二つの大学とも入試問題は難しかった。福大数学は5年前くらいに比較してかなり難度が上昇。解けそうな問題は設問1の(1)約数の個数と進法。(2)のデータは必答のレベルであった。とはいっても、多浪の生徒はこのデータ分野は旧過程で勉強をしていない分野だから衝撃的ではなかったろうか。設問1の(3)二次関数と変域の問題は今の学生はななか解けないと思われる。条件を自分で設定して順序だてて解くのは、粘り強い思考回路を持たないスマホ世代には厳しい。対数を使った面積の問題は小問1が解けないと先へ進めない。第玉(1)は三角関数の倍角を使った問題である。これはとけないとむ終りである。(2)では「平均値の定理を用いて」とヒントが与えられているから解けないとまずいことになる。第渓簑仗瑤隼愎瑤鮖箸辰震明僂侶彁擦(1)でのx座標の数値を算出してのち(2)の面積計算が複雑だから正確な計算ができないだろう。5年前くらいは解ける問題が6割程度あったが。今回は5割あるのだろうか?福大医学部受験者はそんなにできる生徒がいるのだろうかといぶかってしまう。しかし、よく考えてみると福大入試で過去合格した人は数学で満点近い点数を取った人が多かったという事実がある。こういう事実を踏まえて福大には数学が妙にできる偏りがある人物をなるべく減らそうという意図が窺えないだろうか?数学ができる多浪も入り込む余地が狭くなる。こういった傾向を意図的に抑制しようとしているとおもわれないだろうか。福大は元気で若い人を捕まえようとしているのだろう。数学は受験では得点源である。その一方、医者には数学得意という必然性はないという判断が福大にはあるのだろう。

こういう傾向を実証するよい例が昨年あった。東大が若干名程推薦で理憩試を始めたのは昨年であるが、久留米附設から推薦で1名合格した。じつはその生徒は典型的な文系で理系は人並み、但し英語が卓越した力があったということだ。来年の福大入試も数学は難度が高いと思ってよかろう。

さて久留米大学の数学は第5問の複素数が一番易しかった。次は第1問の円と二次関数を使った接線の問題。これも難しくない。第4問物理の専門家が出題しただろう光量の変化の問題。これも易しい数式がたつ。但し、対数計算でガラスの枚数を求めるのはできない人がいるかもしれない(別れ道の問題)。第2問の積分問題は難しくはないが数列へと問題が変貌していくところへついていける人がいるのかなともう(分かれ道の問題)。第6問数列と確立の問題である。これは難度が高くて最後までとける生徒はいないだろう。しかし、途中まではとけないと合格できないだろう。この最後の問題は客観的にみても久留米の生徒には難しすぎる。数学得意な生徒も完答できないからアドバンテージを失うだろう。

最後に第3問の二次関数と最大、最小の問題。これは出題ミスであるから没問題となるだろう。出題者は解答欄が1つだから答えを1つしか考えていなかったのだろうが a の値の取りかたによっては答えが2つでる。(2)の最大値と(3)最小値をミスプリントしてしまったのを校正の段階で見落としたのだろうか。それにしてもお粗末な間違いである。他の問題はよくできているだけに数気能仟螢潺垢箸浪燭箸盡世い茲Δない。久留米の先生はどうも古典的な問題の作成が苦手のようだ。4年前にも明白なミスをした出題があったが、あの時の問題も数三角関数の基本問題だった。

次は英語。福大の英語は長文が長くなり内容合致の英文が難しくなった。それでも早慶に比較するとまだまだレベルは低い。アクセント問題は早く止めたがいいだろう。日本の授業では発音は教えないし、そもそもネイティブでもないのに発音とアクセントがわかるはずもない。学力診断の道具としては???である。日本の他の大学でも同種のものを出題する大学があるが(特に薬学部、医学部中堅所、私立中堅以下)発音ができないのにアクセントが分かるはずもないのだ。久留米のアクセントはもっとひどい。読めもしないような単語を並べておいて下線部を施した部分の発音が異なるものを探せというのだから参ってしまう。もっとまともな問題を作るべきではないか。設問に出た単語で生徒が読めないものを列挙すると、butte,asuder,euphonic,whiffed,diown,avowedly,bestowalなど......アクセントの位置を判断するにはまずその単語を読めないと話にならないのである。出題の先生は意図的に読めない単語で問題レベルを難しくしているに過ぎない。こういうのを悪問という。

福大英語の和訳は易しくなった。昔はあそこで30点取れたから皆頑張った部分だが、今年の程度の問題ならば勉強しなくても読めそう。久留米の和訳と作文も易しくなった。英作文は的確に書けないない生徒が多いかもしれないが書かなきゃ損である。久留米の英分和訳はこういう問題。Although the method is convenient for scoring, it has been criticized that it cannot evaluate students' writing skills as well as tests that require hand writing......
「この方法は採点するには都合がよいが、手書きを求めるテストと同じように(手がきを求めるテストだけでなく)生徒の筆記能力を評価することができないと批判されてきた」和訳を書いてみるとas well asがitと並列になっているのがあまりうまく反映されていないニュアンスがある。ここが出題先生のつけどころだったのかな?
英訳を求められた日本語は「フランスの生徒は、論理的に書く能力を測定するテストを受験する」とあった。
Students in French take(have) a test which mejures(evaluates) their abilities to write logically( in a logical way)あるいは write a logic/ write a logical sentences.evaluate how they can write logicallyといった表現もできる。実は、英作文は日本人が思いもしないところに難しさが潜む。the, 複数形などが難しい。

福大の並び替え作文もやさしくなってしまった。4問ともに正解した人が多かっただろう。福大は文法の正誤問題を出題せずに、「空所に不適切な語句表現を選べ」ときた。東大と同じ趣向である。しかも解答がないものが1つではなくて2つだったっから受験生は悩んだろう。総括すると福大は全体の問題が少なすぎる。もう一問長文が欲しいところ。今年の久留米のような第六問の簡単な長文が欲しい。アクセント問題などさっさと止めて新傾向の問題に取り組むべきである。福大は人気があるのだから全国から受験者がくる。昔みたいな易しい医学部ではなくなっただけに失敗した問題を作成しないようにしてもらいたい。

昨年度は大阪大学、京都大学が物理問題でへまってしまったが、あういうことがないように大学側も注意してもらいたい。不合格になった人が1年棒に振るなんて可哀想である。おちたはずの人で運よく合格してしまった人達も事実を知れば嬉しくはなくなるだろう。大学の先生と受験指導の先生は問題を作成するときに条件付けが違ったりして齟齬をきたすこともあるだろうがなるべく避けてもらいたい。
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