<< 地域枠推薦を利用しよう | main | 久留米医学部と福大医学部入試問題について >>

留年生が増加する医学部

教育 2018.02.06 Tuesday msophia

国内の大学医学部は6年制なので、現役合格すれば18歳で入学し、24歳で医師資格を取得して卒業をするのが最短ルート。ところが、都内のある私立大医学部の教育センター担当者は、「6年ストレート合格の学生は年々減っている」と明かす。地本久留米医大等は入学生の浪人年数が平均して5年だそうだから留年した場合に経済的な負担と、キャリアーnegative impactは大きい。龍年は避けたいところだ。

しかしながら、いま医学部生の留年者数が増加していることが、大学関係者の悩みの種となっている。全国医学部長病院長会議の調査によると、集計が取れる全53大学の1年生次の留年者数は2015年度で260人。2008年度からの医学部定員数増の影響を控除した補正留年増加率で見ても、定員増前の1.63倍と急増しているのだ。

都内のあるマンモス私立大学の医学部6年生は、「2年生から3年生に進級する時に10人〜20人留年する。それ以外は5人程度。留年の増加理由は、臨床科目や実習が前倒しになっていて、入学すぐに猛勉強をしなければならなくなったから。医者も人間なので遊ばせてあげてください」と話す。中部地方にある地方国立大学の5年生は、「同期では2年次に15人、3年次に数人、4年次に10人近く留年してしまった。講義に沿わない理不尽なテストもあり苦戦することも多い」。ともかく勉強家が進学する国立医学部でも龍年が増えている。


国内の大学医学部は6年制なので、現役合格すれば18歳で入学し、24歳で医師資格を取得して卒業をするのが最短ルート。ところが、都内のある私立大医学部の教育センター担当者は、「6年ストレート合格の学生は年々減っている」と明かす。


実はいま医学部生の留年者数が増加していることが、大学関係者の悩みの種となっている。全国医学部長病院長会議の調査によると、集計が取れる全53大学の1年生次の留年者数は2015年度で260人。2008年度からの医学部定員数増の影響を控除した補正留年増加率で見ても、定員増前の1.63倍と急増しているのだ。


都内のあるマンモス私立大学の医学部6年生は、「2年生から3年生に進級する時に10人〜20人留年する。それ以外は5人程度。留年の増加理由は、臨床科目や実習が前倒しになっていて、入学すぐに猛勉強をしなければならなくなったから。医者も人間なので遊ばせてあげてください」と話す。中部地方にある地方国立大学の5年生は、「同期では2年次に15人、3年次に数人、4年次に10人近く留年してしまった。講義に沿わない理不尽なテストもあり苦戦することも多い」。九大医学部に行った私の教え子は何年留年したか分からないほど長きにわたり留年をつづけたあげく、昨年28歳で医学部卒した。入学時は7番で合格したほどだから勉強ができないわけではないが、マイペースの学生生活を送りたかったらしい。福大医学部へ行った生徒は1年生時に一般教養の心理学の単位を落として留年し、そのせいで調子がくるってしまったのか卒業するのに随分とかかった。他の学部では心理学で落ちるなどありえないが、医学部は先生の対応が厳しいようだ。

医学部は1つでも必修科目を落とすと留年になるなど(福大は特別のようだ)、他学部と比べて進級条件が厳しい。特に2年次になると解剖学や生理学など膨大な情報量の基礎医学の講義が朝から夕方まで毎日入り、脱落者が多く出てくる。ただ、こうした厳しい進級条件は今に始まった話ではない。医学部人気の過熱で、日本中の優秀な頭脳が医学部に集まっているはずなのに、なぜ留年者数が増えているのか。

その理由の一つは、少子化により18歳人口が減っているにもかかわらず、2007年まで7625人だった医学部の定員が、この10年間で9420人に拡大されてきたことだ。医学部志望者数が増えて偏差値は上がっていても、「全体の学生のレベルは若干落ちている」という見方が大学関係者からあがる。


合格した後で急激にモチベイションが低下するのも医学部学生のようだ。就職が恵まれているとか、収入が比較的よいとか、偏差値が高いからという都合のいい観点から大学を選択しているものが多いから彼らは鼻から合理的精神しか持ち合わせていないである。地域貢献や老人介護、難病治療といった苦労は頭にないだろう。医者不適格な連中がかなりの割合で合格するから悲惨な結果となる。医学部に合格した後には燃え尽きてしまって学校へ来ないものもいる。医学部が予想以上に勉強を強いられると分かりやる気をなくすのもいる。心から医者になるという気持ちがなかった人達は厳しい洗礼を浴びる。医者になった後も先輩には逆らえない階級差別が眼前に立ちはだかるから、あまり自由な雰囲気はないだろう。久留米医大は医者の子供が多いだけに入学すれば意外と頑張るし、楽しそうにやっている。留年は1学年で10名程度らしいから、一部の地方公立医学部よりはずっとましである。問題は地方公立医学部である。ここに医者不適格な連中が隠れ潜むのである。弊害を除去するために試験制度を改める必要があるだろうとおもう。医学部志望者は「医者とは仁術なり」という言葉をよくかみしめてほしいものである。また医者は名誉も持ち合わせて、自尊心も高い、また医師免許があれば努力する限りは食うには困らないはず。こういった恵まれた人達でもある。都合のよい考えだけ持っていても医者は務まらない。
  • Yahoo!ブックマーク
- | -




qrcode