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マネーゲームを抑制しよう

経済 2016.05.01 Sunday msophia

今や世界は投資ブームである。お金を投資して利益を得るビジネスが盛んに行われている。特にイギリス、アメリカの投資技術が先端を行く。おかげでそういう国の人たちは投資によってえる利益もリスクも大きい。一般人は直接株式投資をする必要がない。投資会社の商品を買えば利益をもたらしてくれる。個人の投資家が先物買い、先物売りといったリスクの高い手法をつかって投資をする必要はない。投資家の商品さえ買えば事足りる。一方、日本では投資会社が未熟で、お客に損をもたらすリスクが高いから、投資会社の信用度が低い。そこで個人がリスクの高い投資をしてお金をなくすことになる。
日本では個人が投資会社の手法にぶりまわされてお金をとられる「博打」が「株式投資」である。初めから負けるのは分かっているのになぜ株式に投資をするのか。個人もお金がほしいからである。日本の個人投資家はこういう現実を知らずに「博打にはまって」お金を巻き上げられる。昔はこんなことはなかった。成長性のある株を買ってそれが高くなるという夢があった。小泉改革でアメリカ投資会社などの海外金融ビジネスの日本への参入を認めたことが、日本の株式市場を激変させた。私も昔は成長性がある会社の株を数年間持ち、株価が上昇して資産が増加したことがあった。今やそういった楽しみ等ありはしない。成長性がある会社の株であろうとなかろうと、上がればすぐに売って利益確定をしないと、やがては博打に負ける。
今や、東京株式市場は海外ビジネスが五割以上株式を保有しているそうだ。青い目のする博打はけた外れに大きい金額で張ってくるし、すばしこくて個人ではそのスピードについていけない。何度張っても負けるはずである。日本人は個人が信用取引というリスクの高い手法を使う。勝てば三倍のもうけ、負ければ三倍の損となる。儲けたいからこういうリスクの高い投資をする。しかも日本の個人投資家は先物を売ることで儲けようとする。特定の株を持ってもいないのに市場から借りて売りで入ってきて、株がさがれば何倍も儲ける。上がったら大損となる。個人で儲ける連中はこの「空売り」で儲かるらしい。「カラ買い」で入って「買って」儲けることはない。
海外金融会社は大きな金額でカラ売りを仕掛けて、安く売り抜けて儲けるといったこをする。ヘッジファンドがそれである。アメリカのサブプライムローンによる金融危機でヘッジファンドは力が減殺されたそうだ。ソロスなどはイギリスのポンドをカラ売りで徹底的に攻めて、ついにポンド安を認容させたほどの力がある。中国が株式市場で大暴落を経験してお金を持っていかれたのはつい最近の出来事だった。次は日本の円高への仕掛けが大きくなる。日本の株を売って下がれば、円は上がるから手法は簡単である。従って明日からは個人投資家はお金を株に投資などせずにタンスにしまっておくのがよい。
個人が博打で勝つにはいろんなことを知っておかないと危なくて仕方がないのが今の投資である。為替で儲かったという人の話をくことがあるが、そういうことはまれである。儲ける人はよほど博打の才能があるのであって、例外てきなものだ。個人で博打をするのはよしたがよいというのが、私の意見である。
世界金融のサミットが開催されるが、マネーゲーム抑制策を打ち出すのがいいとも思う。今や世界全体のGDPの4〜5倍のお金が流通しているそうだが、それは国債を乱発した結果生まれた負のお金である。世界が借りたお金で儲けようとしている今の現状は異常だ。タックスヘイブンという化け物を生み出した元もそういったお金である。借金をして利益を得るという手法は合法的であるが、行き過ぎてしまうと今のようなゆがみを生み出す。過剰な借金は最後は破産へと通じる。博打は一回始めたらやめられないそうだが、資本主義の制度の下で国がそういう投資博打をしているのは、異常だと博打の胴元アメリカは言えない。言えば株式が暴落して、金融ビジネスが吹っ飛ぶだろう。そしてアメリカの国債が暴落する。その国債を持つ日本も危うい。
それでも、マネーゲームは健全なものを除いて、抑制するべきだ。そうでないとすべての国債が暴落して世界に大インフレがやってくる可能性がある。真面目に働いて働いた分だけ所得を得るという資本主義の原点を思い出そうではないか。確かに、国も金もうけをしないと運営がうまくいかないのは承知の上だ。個人が質素で簡素な暮らし、ほどほどに足りた生活をすれば今よりももっとお金がかからない生活ができるだろう。私のような高齢者は過剰な医療費も個人が努力して抑制するべきだ。これはネガテイブな考えでなくて、むしろポジティブであると私は思う。こういうまともなことを言うのは怖くて誰も言い出せないのである。それほど狂っているのが今の世界金融市場だと、私は思う。
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