人も企業も努力しなくてはいけません

受験生も政治・経済を考えよう 2009.11.03 Tuesday msophia

今日は再建が成るかどうかの瀬戸際にたたされているFlag Ship(旗艦)JALに関しての呆れたNEWSです。受験生諸君もよっく!見ておくんです、JALという巨大な会社の断末魔を。勉強に関係がないけどね、こういった時事問題は受験問題と異なって本当の意味で賢くなれる社会・経済問題です。
80年代までは優良企業として日本のまさに旗艦的な会社であったし、就職希望会社としてもベスト10にあったんです。私がバブル崩壊前に何気なく買った同社の株価は1株で1000円以上していました、バブル崩壊で300円へと崩壊的な下落、それが今や株価は1株で100円になんなんとしているんです。現在私はJALの端株をわずかばかり持ってますが、ほぼ諦めていますね、株価の回復はありえないと。いや、回復どころか倒産するのではないかと思っています。ちなみに、石橋正二郎設立のブりジストンは昨日で1株当りの価格が1500円を切ってしまいましたが、わかるでしょう、JALの15倍に近い株価です。任天堂は1株あたり20000円超えます。


すでにJALは倒産していてもおかしくない会社です。設立年度は私はしりませんがね、連結子会社が沢山あって、その子供の会社も赤字だらけ。親会社も真っ赤な赤字を続けています。民主党政権への交代によって、やっと出来損ないのJALの整理か継続か、倒産かという局面に迫られているんです。自民党政権の崩壊がなかったならば、未だに赤字の会社はノンベンダラリト運営されていたでしょうね。郵政問題よりはJALが深刻です。もとは半官半民の会社ですから、のんびりしているんです。現在の株式市場では株価が100円になれば、株式市場から「退場コール」が叫ばれてしまってもおかしくないのですが、JAL飛行機はまだ飛ばさないとまずいでしょう。飛ばなきゃ日本の航空業務はとまってしまうでしょう。JALの航空貨物が飛ばないと、東京の国会議員が一席一人当たり10万〜20万使うような贅沢な殿様料理の素材がこなくなってしまいますよ。勿論、福岡〜東京の日帰り出張もANAのみで羽田は大混雑、JRは大もうけです。勿論西鉄高速バスで東京出張になるやかもしれない、西鉄は笑いが止まらないね。スカイマークも大喜びしますよ。そして料金がアップします。海外への出張はANAか対韓航空になるでしょう。アメリカの航空会社もドカンと日本の空へ入ってきます。
という風に、JALの問題は大きなimpact(影響力)持ってるんです。


JALが現在追い詰められている一つの理由は、退職者の会社積み立て年金運用が破綻していること。会社と社員の契約で、退職後に社員へ払うと約束された年金を運用していくための資金・基金がないんです。現時点でJALによれば3000億円不足でしょう。退職者は会社から毎月25万円もの年金がいただける権利は手放したくないんです。現在は大手の会社を退職した人たち(70歳前後を対象に考えますと)がもらっている年金額は30万に満たないです。JAL退職者に対して国から給付される公的な年金が満額で20万円以上ですので、会社からの積み立て年金(本当は積み立てられていない)と合算して毎月45万は給付されてますね(勿論職種によって年金額は異なります、あくまで偏差値的な計算数値です)。JALはメガバンクに3000億くらいの融資と借金棒引きーつまり、借金の踏み倒しーをしたいと言い出したのですが、メガバンクは拒否しています。お金を貸しても、そのお金は年金支払い使われて、経営再建というpositiveな運用がないはずだと、目がバンクは拒否してしまったのです。そこで、若い大臣の前原さんが、なんとかJALを再建しなくちゃいけえないと、努力していらっしゃるわけです(JAL内部の民主党系の組合からの依頼があったのでしょう)。当事者達(JAL幹部)はノホホーンとしてます。JALには公認の社員組合が8つありまして、凄く仲が悪い。給与がメチャいいPilot、実質の手取りが20万に満たないあのAttendentの女性、Grand Serviceの人たちは裏方の整備員と表方のカウンター勤務社員に分かれますし、JALホテルがありますよ、そしてJALカード会社、機内食製造会社、運輸関係の会社。。。。もうきりがないほどの子会社関連会社連合体がJALです。JALは社員が一枚岩でまとまるような素質がありません。ブリジストンなんて労働組合活動そのもが極めて不活発ですから、労使関係のいがみ合いがないです。JALは組合が8つありますから給料の交渉も、8通りあるわけで、組合が支持する政党は民主党一本ではありません。お金持ちのPilotがattendentと同じ組合にはいるはずもありません。10倍くらい給料は違いますから、同じ目線で活動できませんからね。ごたごたと経営陣が内紛ばかりするのは、出身組合母体が違うばかりでなく、昔の運輸省から天下り派閥、JALたたき上げの派閥、労働組合派閥、ノンポリ派閥、整備関係の派閥(理科系ですかね)、メガバンクからやってきてにらみをきかす派閥、金融庁系統からの派閥もできちゃったでしょうね。政治家のコネで裏口から入社する人(私の知人のJAL社員はこの筋ですね)も多いですからこれは政治家派閥ですかね。もう凄いんです。社員の入社してくるルーツが全くまとまらないから、社員はバラバラだそうです。年金のみがネックじゃないのです元来経営がなっていないようです。東亜航空との合併、国際航空運賃のダンピング競争でJALは惨敗です。私も海外旅行は遠くへ行く場合は大韓航空を使います。JALは高いから敬遠します。福岡〜上海便も廃線されました。福岡からソウルへいくのも大韓航空が便利です。そしてそのJALが以下のようなコメントをあの「沈まぬ太陽」という映画に関して発表したんです。


「沈まぬ太陽」、社内報で批判=客離れ誘発に危機感−日航
11月3日3時0分配信 時事通信

 経営再建中の日本航空が、同社をモデルにした公開中の映画「沈まぬ太陽」(山崎豊子原作、若松節朗監督)を社内報で取り上げ、「当社を取り巻く厳しい経営状況は世間の注目を浴びている」との認識を示した上で、「企業として信頼を損なうばかりか、お客様離れを誘発しかねない」と批判していることが2日、分かった。混迷する再建をめぐる社内の危機感が浮き彫りになった形だ。
 社内報は映画公開直前の10月21日付。「心をひとつに立ち向かおう 風評・批判に惑わず」と大見出しが躍る。
 映画で描かれている社内の報復人事や役員の不正経理、政治家・旧運輸省幹部らへの利益供与や贈賄について「こんな不正があるわけがない」と一刀両断。「国民航空」の名称やジャンボ機墜落事故の克明な描写から「『フィクション』と断っているが、日航や役員・社員を連想させ、日航と個人のイメージを傷つける」と反発している。
 また、事故をめぐって「作り話を加えて映像化し、商業的利益を得ようとする行為は遺族への配慮に欠ける」と非難。さらに「しかるべき措置を講じることも検討している」と法的手段も辞さない姿勢を見せている。 


(私のコメントです)
名誉毀損、業務妨害、偽計による業務妨害という法的手段に訴える権利があるのは、しかるべき経営ができているJALならまだしも、いまやガタガタの会社にはそういった権利は何もないんじゃないかな、と私は思います。作家だって相当のお勉強、調査をしたうえで本をかくんですし、映画では脚色が過剰になるきらいはあるでしょうけど、娯楽映画を訴えてやると息巻いて凄むほうがおかしいですよね。こういう映画がきにくわないなら、もっと努力すべきだったのです。私は日頃からANAよりはJALを利用しますが、理由は簡単です。客がすくなくていつでも乗れるからです。東京行きの午後の便はガラガラです。朝方と夕方程度ですJAL便が込むのは。どうなるのでしょうかJALは、アメリカのGMと同じ道をたどっていくのでしょうか。
昔のアテンダントよりはずっと安い給料で頑張って働く若いアテンダントの人たちが可哀相だと、思います。夢がないでしょうね、いつ倒産してもおかしくない会社の飛行機に乗ってるのはいやでしょうね。一方昔の給与体系が適用され続けて、いつまでもやめようとしない高給取りのアテンダントは早く退場させなくては、いけないです。福岡〜成田の便に乗ってごらんなさい、そういう高級取りアテンダントが乗務してます。勿論いまの社長、そして人の良い社長をエスケイプゴートにして自分はそ知らぬ顔をしている経営トップの連中ー執行役員は40名以上います。部門が多いから仕方がなく執行役員が増えてしまったのでしょうね。そして子会社の数は120社を超えます。年金の件だけでなくて、会社全体が無駄が多すぎます。ANAに比して搭乗手続きのチケットレスサービス導入が遅かったです。旧東亜航空関係のリストラがとても遅かったのではないでしょうか。元来JALは国際線がメインだったのですが、東亜と合併した(いや運輸省にさせられて)あとが、経営が悲惨なことになってしまいました。いろいろ書けるんですが、今日は疲れましたから、このへんでやめますね。


以下はJALのホームページからコピーしたものです、よくごらんになって下さい。立派なことを書いてあります。「約束や理想ばかり高くて、現実はまるでダーメな俺と同じジャン!」と思った諸君はJAL syndoromeにかかってるんです。では読んでみてください。(3)(4)(5)はまるで実行されていないみたいですよ。いわゆる、空手形です。


JALグループは、総合力ある航空輸送グループとして、お客さま、文化、
そしてこころを結び、日本と世界の平和と繁栄に貢献します。
私たちは、交流の時代である21世紀の旅行・観光・輸送を支える基幹産業の一員として、総合力ある航空輸送グループとして日本と世界の空にネットワークを拡げます。
私たちは、お客さま、貨物を安全、確実に目的地にお運びするのにとどまらず、その背景にある文化、さらにはお客さま、貨物に託されたこころまでも大切にお届けして、世界を結び、日本と世界の平和と繁栄に貢献します。

(1) 安全・品質を徹底して追求します
安全は私たちの事業の基盤そのものであり、すべては安全に立脚します。
私たちは、日々地道な積み重ねによって航空輸送の品質を向上させ、たゆむことなく安全を追求し、信頼を育みます。

(2) お客さまの視点から発想し、行動します
私たちは、常にお客さまの視点で考え、工夫し、お客さまの想いに適うよりよいサービスを提供します。
私たちの仕事の中心はお客さまであり、お客さまに親しまれ、満足いただくことが、私たちのよろこびです。

(3) 企業価値の最大化を図ります
私たちは、社会、株主、お客さま、取引先、社員とその家族を含め、多くのひとびと、組織に支えられています。
私たちは、企業としての経済的価値のみならず、社会的・人的な有形無形の価値を高めることにより、
これらJALグループに関わるすべての関係者の期待と信頼にこたえます。

(4) 企業市民の責務を果たします
私たちは、社会の一員として、自らの仕事に責任と誇りを持ちます。
私たちは、社会に開かれた健全で透明な企業活動を通じ、また地球環境への取り組みや社会貢献活動を
通じて、企業市民としての責務を果し、よりよい社会を創るために行動します。

(5) 努力と挑戦を大切にします
私たちは、ひととそのこころを大切にする、公正で働き甲斐のある企業風土を築きます。
そして、変化を恐れず、つねに叡智をもって努力し、挑戦し、前進します。


受験と関係ないじゃんと言わないで。
このJALのピンボケ経営と同じ。ピンボケナ学習をしていないかよく自分の胸にといかけてください。JALみたいに理想と現実のギャップに苦しむ
人は孤立感が深まり、最終的にはfall apart(バラバラと崩壊)します。このことは心理学で「孤独感はいずれからくるか」という本に書いてあるんですよ。私も若い頃に高い理想を自分に課して自分を追い詰めないと、動きませんでした。その、一方怠けたかった。ごろごろして豚みたいにねっころがっては食べるという生活をしたかったです。しかし、これじゃいけないと叱咤激励して努力をするんですが、またまた、現実と理想(努力目標)のギャップにさいなまされて鬱になってしまうのです。鬱になると俄然脱却したくなって、また頑張ります。そして壁がたちはだかるのです。最近の私は壁も、ギャップもこないですし、鬱な気持ちにもなりません。人生を悟ったようですから、また自分をコントロールできますし。人間は努力すれば必ず壁が来ます、壁は乗り越えなくちゃいけません。壁を避けていくと今のJALになるんです。JALの断末魔は今始まったわけではなく、30年前。いや会社設立時から内包していた理想と現実のギャップを乗り越えてこなかった会社だったからじゃないでしょうか。皆さん達のような若い人たちがが、適当なことをしていると人間的な意味でバラバラになってしまいますよ、と私はいいたかったのです。「楽あれば苦在り、苦あれば楽在り」の精神を忘れずに努力してください。孤独を恐れずに努力をするのです。努力していない人には私が言わんとする意味が実感できないでしょうね。「努力とはなんだろうと?」思っている人はまだ脈があります。努力とは目標実現への過程とも言い換えることができますかね。だから、目標設定ができない人には努力の二文字は縁がないのですよ。
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