久留米市長選総括

政治 2018.02.11 Sunday msophia

わずか5000票の差でようやく当選した大久保市長はこれからどうするつもりか。昨日西日本新聞の市長就任を祝う広告の協賛者・社はいずれも久留米商工会議所の連中ばかり。紙面左の左大臣が本村会頭、真ん中に保険会社のおやじ、そして右大臣のつもりなのかアイスクリームのマルナガが紙面右。だいたい久留米商工会議所に入会している会社が半数程度しかないのだが、その連中の協力を得て市長になった大久保市長は投票率が32%しかなかった事実をどう感じているのだろうか。素人の対立候補には僅差で勝てたのは、やっぱり昔の仲間「連合に泣きついた」から5000の差が出たと新聞記者にいわれてしまっては大久保市長の前途はあまりよろしくない。
バックに立つ鳩山は自民党ではあるが、久留米市は麻生、古賀誠の大物が?虎視眈々と勢力課題を狙っているだけに新市長は国会議員や県会議員との付き合いが難しかろう。鳩山邦夫氏が生きていた当時は麻生、古賀、鳩山は顔を合わせても口もきかない嫌煙の仲だったのが最近では古賀と麻生が妙に仲良くなっている様子。鳩山は若くて力がないから国政の場では活躍できないようにされるのではなかろうか。苦労はしたこともない二郎議員は邦夫御父さんが裏書した手形訴訟はおこされるし、元秘書と共が国税関係で政事圧力をかけたと報道があった。あの辺の仕掛けが古賀誠あたりからのものかもしれない。日ごろから尻軽で悪い評判が聞こえる二郎議員は足元をすくわれやすい。大久保市長も最後には大物の顔色を窺わないといけなくなるだろう。
沖縄の名護市では投票率が70%を超えていたから選挙結果は民意を反映したといえるが32%の久留米市選挙では話にならない。久留米市の皆さんはもっと市民の責任を果たすべきである。市民の意識と行動が政治を支えているし、生活基盤だと痛感すべきである。高良台演習場にはあの100億円アッパチヘリが目達原から時折飛来してきて演習をしているが皆関心もないみたい。国防は大切だが関心がないままで生活をしているとヘリが墜落してくるという危機感もないままの一見平和な生活を送るだけです。民主主政治では最終的には市民につけが回ってくることも忘れてはいけません。政治に参加しない無関心派の増加は政治の老化を招きます。老化するのは人間だけでよい。
隣の筑後市ではわけのわからない政治をしていた中村市長が市議会から辞職勧告をされて辞職しました。辞職の大きな理由は市長が行政の中にコンサルタントを引き込んできて行政の手順を壊してしまったことです。市長が外部から行政の中にコンサルタント個人をつれてきて相談しながら行政運営をするなど聞いたことがなかったのですが、民主主義のもとではとんでもないことが起こりうるのです。市長は絶大の権力をもつだけに市長の行動、メッセージに市民は関心をもつべきです。大久保市長は明善の後輩で人柄は悪くもなさそうだが、選挙で加勢してくれた人達にご褒美をやるような政治をするのかどうか監視の目をゆるめてはいけません。勿論権力闘争の場にしてもいけません。久留米市は今まで豊かな街だっただけに政治家が大物でも、小物でもきちんと回ってきたのが欠点でしょうね
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久留米医学部と福大医学部入試問題について

受験 2018.02.06 Tuesday msophia

2月1日と2日に連続して久留米医学部と副大医学部の入試が行われた。福大は2千名を超える受験者があったらしい。福大は推薦入試や地域枠希望者ですでに40名は消えてしまうから、30倍以上の倍率になったらしい。久留米は人気度では全く福大に歯が立たない。おそらく福大は今後も高倍率が続きそうである。


二つの大学とも入試問題は難しかった。福大数学は5年前くらいに比較してかなり難度が上昇。解けそうな問題は設問1の(1)約数の個数と進法。(2)のデータは必答のレベルであった。とはいっても、多浪の生徒はこのデータ分野は旧過程で勉強をしていない分野だから衝撃的ではなかったろうか。設問1の(3)二次関数と変域の問題は今の学生はななか解けないと思われる。条件を自分で設定して順序だてて解くのは、粘り強い思考回路を持たないスマホ世代には厳しい。対数を使った面積の問題は小問1が解けないと先へ進めない。第玉(1)は三角関数の倍角を使った問題である。これはとけないとむ終りである。(2)では「平均値の定理を用いて」とヒントが与えられているから解けないとまずいことになる。第渓簑仗瑤隼愎瑤鮖箸辰震明僂侶彁擦(1)でのx座標の数値を算出してのち(2)の面積計算が複雑だから正確な計算ができないだろう。5年前くらいは解ける問題が6割程度あったが。今回は5割あるのだろうか?福大医学部受験者はそんなにできる生徒がいるのだろうかといぶかってしまう。しかし、よく考えてみると福大入試で過去合格した人は数学で満点近い点数を取った人が多かったという事実がある。こういう事実を踏まえて福大には数学が妙にできる偏りがある人物をなるべく減らそうという意図が窺えないだろうか?数学ができる多浪も入り込む余地が狭くなる。こういった傾向を意図的に抑制しようとしているとおもわれないだろうか。福大は元気で若い人を捕まえようとしているのだろう。数学は受験では得点源である。その一方、医者には数学得意という必然性はないという判断が福大にはあるのだろう。

こういう傾向を実証するよい例が昨年あった。東大が若干名程推薦で理憩試を始めたのは昨年であるが、久留米附設から推薦で1名合格した。じつはその生徒は典型的な文系で理系は人並み、但し英語が卓越した力があったということだ。来年の福大入試も数学は難度が高いと思ってよかろう。

さて久留米大学の数学は第5問の複素数が一番易しかった。次は第1問の円と二次関数を使った接線の問題。これも難しくない。第4問物理の専門家が出題しただろう光量の変化の問題。これも易しい数式がたつ。但し、対数計算でガラスの枚数を求めるのはできない人がいるかもしれない(別れ道の問題)。第2問の積分問題は難しくはないが数列へと問題が変貌していくところへついていける人がいるのかなともう(分かれ道の問題)。第6問数列と確立の問題である。これは難度が高くて最後までとける生徒はいないだろう。しかし、途中まではとけないと合格できないだろう。この最後の問題は客観的にみても久留米の生徒には難しすぎる。数学得意な生徒も完答できないからアドバンテージを失うだろう。

最後に第3問の二次関数と最大、最小の問題。これは出題ミスであるから没問題となるだろう。出題者は解答欄が1つだから答えを1つしか考えていなかったのだろうが a の値の取りかたによっては答えが2つでる。(2)の最大値と(3)最小値をミスプリントしてしまったのを校正の段階で見落としたのだろうか。それにしてもお粗末な間違いである。他の問題はよくできているだけに数気能仟螢潺垢箸浪燭箸盡世い茲Δない。久留米の先生はどうも古典的な問題の作成が苦手のようだ。4年前にも明白なミスをした出題があったが、あの時の問題も数三角関数の基本問題だった。

次は英語。福大の英語は長文が長くなり内容合致の英文が難しくなった。それでも早慶に比較するとまだまだレベルは低い。アクセント問題は早く止めたがいいだろう。日本の授業では発音は教えないし、そもそもネイティブでもないのに発音とアクセントがわかるはずもない。学力診断の道具としては???である。日本の他の大学でも同種のものを出題する大学があるが(特に薬学部、医学部中堅所、私立中堅以下)発音ができないのにアクセントが分かるはずもないのだ。久留米のアクセントはもっとひどい。読めもしないような単語を並べておいて下線部を施した部分の発音が異なるものを探せというのだから参ってしまう。もっとまともな問題を作るべきではないか。設問に出た単語で生徒が読めないものを列挙すると、butte,asuder,euphonic,whiffed,diown,avowedly,bestowalなど......アクセントの位置を判断するにはまずその単語を読めないと話にならないのである。出題の先生は意図的に読めない単語で問題レベルを難しくしているに過ぎない。こういうのを悪問という。

福大英語の和訳は易しくなった。昔はあそこで30点取れたから皆頑張った部分だが、今年の程度の問題ならば勉強しなくても読めそう。久留米の和訳と作文も易しくなった。英作文は的確に書けないない生徒が多いかもしれないが書かなきゃ損である。久留米の英分和訳はこういう問題。Although the method is convenient for scoring, it has been criticized that it cannot evaluate students' writing skills as well as tests that require hand writing......
「この方法は採点するには都合がよいが、手書きを求めるテストと同じように(手がきを求めるテストだけでなく)生徒の筆記能力を評価することができないと批判されてきた」和訳を書いてみるとas well asがitと並列になっているのがあまりうまく反映されていないニュアンスがある。ここが出題先生のつけどころだったのかな?
英訳を求められた日本語は「フランスの生徒は、論理的に書く能力を測定するテストを受験する」とあった。
Students in French take(have) a test which mejures(evaluates) their abilities to write logically( in a logical way)あるいは write a logic/ write a logical sentences.evaluate how they can write logicallyといった表現もできる。実は、英作文は日本人が思いもしないところに難しさが潜む。the, 複数形などが難しい。

福大の並び替え作文もやさしくなってしまった。4問ともに正解した人が多かっただろう。福大は文法の正誤問題を出題せずに、「空所に不適切な語句表現を選べ」ときた。東大と同じ趣向である。しかも解答がないものが1つではなくて2つだったっから受験生は悩んだろう。総括すると福大は全体の問題が少なすぎる。もう一問長文が欲しいところ。今年の久留米のような第六問の簡単な長文が欲しい。アクセント問題などさっさと止めて新傾向の問題に取り組むべきである。福大は人気があるのだから全国から受験者がくる。昔みたいな易しい医学部ではなくなっただけに失敗した問題を作成しないようにしてもらいたい。

昨年度は大阪大学、京都大学が物理問題でへまってしまったが、あういうことがないように大学側も注意してもらいたい。不合格になった人が1年棒に振るなんて可哀想である。おちたはずの人で運よく合格してしまった人達も事実を知れば嬉しくはなくなるだろう。大学の先生と受験指導の先生は問題を作成するときに条件付けが違ったりして齟齬をきたすこともあるだろうがなるべく避けてもらいたい。
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留年生が増加する医学部

教育 2018.02.06 Tuesday msophia

国内の大学医学部は6年制なので、現役合格すれば18歳で入学し、24歳で医師資格を取得して卒業をするのが最短ルート。ところが、都内のある私立大医学部の教育センター担当者は、「6年ストレート合格の学生は年々減っている」と明かす。地本久留米医大等は入学生の浪人年数が平均して5年だそうだから留年した場合に経済的な負担と、キャリアーnegative impactは大きい。龍年は避けたいところだ。

しかしながら、いま医学部生の留年者数が増加していることが、大学関係者の悩みの種となっている。全国医学部長病院長会議の調査によると、集計が取れる全53大学の1年生次の留年者数は2015年度で260人。2008年度からの医学部定員数増の影響を控除した補正留年増加率で見ても、定員増前の1.63倍と急増しているのだ。

都内のあるマンモス私立大学の医学部6年生は、「2年生から3年生に進級する時に10人〜20人留年する。それ以外は5人程度。留年の増加理由は、臨床科目や実習が前倒しになっていて、入学すぐに猛勉強をしなければならなくなったから。医者も人間なので遊ばせてあげてください」と話す。中部地方にある地方国立大学の5年生は、「同期では2年次に15人、3年次に数人、4年次に10人近く留年してしまった。講義に沿わない理不尽なテストもあり苦戦することも多い」。ともかく勉強家が進学する国立医学部でも龍年が増えている。


国内の大学医学部は6年制なので、現役合格すれば18歳で入学し、24歳で医師資格を取得して卒業をするのが最短ルート。ところが、都内のある私立大医学部の教育センター担当者は、「6年ストレート合格の学生は年々減っている」と明かす。


実はいま医学部生の留年者数が増加していることが、大学関係者の悩みの種となっている。全国医学部長病院長会議の調査によると、集計が取れる全53大学の1年生次の留年者数は2015年度で260人。2008年度からの医学部定員数増の影響を控除した補正留年増加率で見ても、定員増前の1.63倍と急増しているのだ。


都内のあるマンモス私立大学の医学部6年生は、「2年生から3年生に進級する時に10人〜20人留年する。それ以外は5人程度。留年の増加理由は、臨床科目や実習が前倒しになっていて、入学すぐに猛勉強をしなければならなくなったから。医者も人間なので遊ばせてあげてください」と話す。中部地方にある地方国立大学の5年生は、「同期では2年次に15人、3年次に数人、4年次に10人近く留年してしまった。講義に沿わない理不尽なテストもあり苦戦することも多い」。九大医学部に行った私の教え子は何年留年したか分からないほど長きにわたり留年をつづけたあげく、昨年28歳で医学部卒した。入学時は7番で合格したほどだから勉強ができないわけではないが、マイペースの学生生活を送りたかったらしい。福大医学部へ行った生徒は1年生時に一般教養の心理学の単位を落として留年し、そのせいで調子がくるってしまったのか卒業するのに随分とかかった。他の学部では心理学で落ちるなどありえないが、医学部は先生の対応が厳しいようだ。

医学部は1つでも必修科目を落とすと留年になるなど(福大は特別のようだ)、他学部と比べて進級条件が厳しい。特に2年次になると解剖学や生理学など膨大な情報量の基礎医学の講義が朝から夕方まで毎日入り、脱落者が多く出てくる。ただ、こうした厳しい進級条件は今に始まった話ではない。医学部人気の過熱で、日本中の優秀な頭脳が医学部に集まっているはずなのに、なぜ留年者数が増えているのか。

その理由の一つは、少子化により18歳人口が減っているにもかかわらず、2007年まで7625人だった医学部の定員が、この10年間で9420人に拡大されてきたことだ。医学部志望者数が増えて偏差値は上がっていても、「全体の学生のレベルは若干落ちている」という見方が大学関係者からあがる。


合格した後で急激にモチベイションが低下するのも医学部学生のようだ。就職が恵まれているとか、収入が比較的よいとか、偏差値が高いからという都合のいい観点から大学を選択しているものが多いから彼らは鼻から合理的精神しか持ち合わせていないである。地域貢献や老人介護、難病治療といった苦労は頭にないだろう。医者不適格な連中がかなりの割合で合格するから悲惨な結果となる。医学部に合格した後には燃え尽きてしまって学校へ来ないものもいる。医学部が予想以上に勉強を強いられると分かりやる気をなくすのもいる。心から医者になるという気持ちがなかった人達は厳しい洗礼を浴びる。医者になった後も先輩には逆らえない階級差別が眼前に立ちはだかるから、あまり自由な雰囲気はないだろう。久留米医大は医者の子供が多いだけに入学すれば意外と頑張るし、楽しそうにやっている。留年は1学年で10名程度らしいから、一部の地方公立医学部よりはずっとましである。問題は地方公立医学部である。ここに医者不適格な連中が隠れ潜むのである。弊害を除去するために試験制度を改める必要があるだろうとおもう。医学部志望者は「医者とは仁術なり」という言葉をよくかみしめてほしいものである。また医者は名誉も持ち合わせて、自尊心も高い、また医師免許があれば努力する限りは食うには困らないはず。こういった恵まれた人達でもある。都合のよい考えだけ持っていても医者は務まらない。
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地域枠推薦を利用しよう

受験 2018.01.25 Thursday msophia

医学部入試では、たとえば東北の高校生が九州の医学部を受験する、あるいは逆のケースが多々ある。私立大学と比べて大幅に安価(約6分の1〜20分の1)な国公立大学医学部の貴重なイス5,780個を全国の優秀な高校生たちで奪い合うため、戦いのフィールドがどんどん広がっているのだ。
 しかし、国立大学医学部には所在する地域医療を充実させるという大きな使命があるため、たとえば大分大学で医師免許はとったものの、「出身は東京なので、卒業したら帰ります」といった学生が続出してはちょっとまずい。研修医が自由に研修先を選べるようになったこともあり、地域で生まれ育った学生に少し下駄を履かせてでも入学させたいという地域枠の設置は、いってみれば苦肉の策ともいえる。

 前編で述べたように、すでに医学部の2割近い定員が地域枠入学者だ。この地域枠制度を裏技的に使えば、普通なら医学部に届かない実力であっても一発逆転が可能だ。たとえば、都市圏にある有名高校で中位程度の成績を取る実力があるのなら、へき地にある公立高校でトップを維持すれば地域枠で合格できる。本気で地域医療を支えたいと希望する中学生なら、無理して難しい高校に入る必要はなく、むしろ「地元志向」こそ有利になる。それが医学部入試の新しい潮流だ。

 国は、「2024年には約1万人の地域枠卒業生が地域医療に従事する」と予測する。しかし、入学時に地域医療への思いを熱く語っていたうぶな高校生たちも、研修先を決め始めるころにはまなざしが変わってくるという。「老人の脈をとって、毎日同じ話を何度も聞く生活は、期間が限定されているとはいえ耐えられない。医師としての腕も落ちてしまう」と、ある意味医師らしい冷徹な目で現実を分析する者も一定数出てくるのだ(新専門医制度も関係する問題だが、ここでは置く)。

 若者たちの「地域医療を守りたい」という熱い思いは本物だ。その思いに応え、どうやって伸ばしてあげるのか。試されているのはむしろ大人たちなのだろう。
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医学部への抜け道といえるか

受験 2018.01.20 Saturday msophia


大学入試も大詰め。2月25日からは全国の国公立大学175校で2次試験が実施される予定だ。景気が上向いたこともあって、就職に強いとされる法学部などを中心にした文系人気が高く「文高理低」傾向だが、理系でも医学部だけは相変わらずの高倍率を維持している。文理あわせても別格の安定度といえるだろう。
 西日本は医学部受験熱が盛んな地域だが、九州地方の医学部人気は過熱気味だ。難易度最高峰の九州大学医学部は倍率約4倍で偏差値66〜70と、全国でも激戦大学の1つ。一方、九州の国公立で最も入りやすいとされる宮崎大学医学部でも約7倍、偏差値63以上の狭き門だ(東京大学理科1類と2類の偏差値は約65)。

 ところで、現在の医学部入試には「地域枠」という特別入学枠が設けられている。都市圏に集中する医師の偏在を解消するために2008年に本格導入された制度だ。地域枠は募集の段階で一定の絞りをかける。たとえば鹿児島大学ならば、受験資格を「県内の高校出身者」に限定し、センター試験と面接、推薦状の審査などで合否を判定する。難解な記述式の2次試験を受けずに、基礎的内容が中心となるマークシート方式のセンター試験だけで受験できるのだから、受験生にとってはありがたい制度だろう。都会の秀才たちと張り合う必要もなくなる。ちなみに高知大学など、在籍高校を県内に限定しない地域枠も少なくない。
香川大学では、県が指定する医療機関で9年間医師業務に就くことを地域枠受験の条件としている。しかし、鹿児島大学ではとくに勤務年限を指定しておらず、県が支給する修学資金貸与を受ける意思があることを受験条件に記すのみ。実はカラクリがある。修学資金貸与の条件に、県立医療機関での9年間のへき地勤務が条件として明記されているのだ。
この地域枠制度の定員は、本格導入から10年を経て大幅に増えており、今や全国の医学部を置く大学のうち9割が地域枠を設置している(私立大学も含む)。全定員に占める割合も約17%になった。弘前大学にいたっては、半分以上が地域枠の学生だ。すでに地域枠は、知る人ぞ知る医学部合格の「抜け道」などではなく、地域医療を守る人材を育てる「王道」として確立されたと言っていい。
























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